視覚リハビリ室・ロービジョン外来 | 治療と手術

視覚リハビリ室とは

かいや眼科の視覚リハビリ室

視覚リハビリ室

　～ロービジョン患者様への支援～
ロービジョンとは、視機能の低下により眼鏡では必要な見え方が得られない、視力が良好でも見える範囲が狭い、手術や薬の治療では見え方の改善が難しい状態のことを言います。
海谷眼科（助信町）の「視覚リハビリ室」は、残っている視覚を最大限に活用し、ロービジョンの患者様にとっての日常生活の困難性を軽減できるような工夫や支援、患者様が障害を受け入れ克服するためのサポートを行う場所です。
患者様の「生活の質(QOL)を高めよう」という積極的な行動実践をお手伝いさせていただきます。

ロービジョン外来

遮光眼鏡

遮光眼鏡とは、まぶしく感じる光を選択的に低減するため、明るい光を効率良く眼に届けます。
まぶしさには個人差があるため、実際の色をトライアルキットで試していただき、患者様にとって効果のある色を選択していきます。

遮光眼鏡

拡大鏡（ルーペ）

見たいものを拡大して見ることができる補助具です。眼鏡だけでは見えにくいとき、細かい文字を見たいときに使用します。ルーペの倍率によってレンズサイズや見える範囲も変わってきます。正しい使い方でないと最適な拡大像が得られないため、倍率の選定や使い方をサポートしていきます。

患者様によって、読むスピードや読みたい文字の大きさが異なります。選定の際には、読書速度の測定を行い、検査結果に基づいた選定をしていきます。

持ち運びに便利な携帯型もあります

LEDライトがつくと見やすくなります

拡大読書器

テレビ画面に見たいものを大きく映し出す機器です。簡単操作で高い倍率にでき、鮮明な画像を得られます。
また、黒地に白文字にする白黒反転機能を使用することで、ハレーションを抑えられ文字が見やすくなります。コントラストを強調することで薄い文字もはっきり見ることができます。
机に置いて使用する「据え置き型」と、持ち運ぶことができる「手持ち型」があります。実際に触って、使用感や操作方法を体験していただけます。

据え置き型拡大読書器

手持ち型拡大読書器

白杖

周囲の情報(段差や点字ブロック)を把握したり、歩行者やドライバーに視覚障害者であることを知ってもらい、身の安全を確保したりするために使用します。
折り畳み式で軽量のものや、杖のように体を支えるタイプのものもあります。

身体障害者手帳や年金などの申請に関する相談、書類作成を行っています。
身体障害者手帳を取得すると、身体障害者福祉法に基づき、様々な公的サービス^※を受けることができます。
また、『進学・就職・日常生活のことなど、誰に相談したらよいか分からない』、『医療機関以外にどんな相談場所があるのか知りたい』など、困りごとがあればご相談を受け付けております。
必要に応じて生活訓練所などの施設の情報提供も行っていますので、お気軽にお問い合わせ下さい。

※詳しい内容については、お住まいの市区町村の担当窓口に確認が必要です。